根尾谷の淡墨桜

岐阜県本巣市根尾板所字上段995 淡墨公園|撮影日:平成22年04月10日

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樹齢千五百年余り、日本第二の老樹。山深い根尾谷にたくさんの支柱に支えられながらも満開になると白色の花を付け、散り際には淡黒色を帯びることからこの名がある。桜は、ヒガンザクラで樹高十六、三メートル、幹回り約十メートル、枝張り約二十七メートル。この根尾谷には第二十六継体天皇が、幼少の頃に奈良の都から落ちのびて十八年隠れ住み、村を去る時に別れを惜しんで桜の苗木を一本植え、「身の代と遺す桜は薄住よ、千代に其の名を栄盛へ止むる」と、この歌を詠んだと伝わる。大正初期の大雪で枝が折れ、本幹に亀裂が生じて生命が衰え始める。昭和二十三年に枯死寸前に陥るが、枯れた根を取り除き、若い根を接ぐ「根接ぎ」が行われ、二百三十八本の大手術を受けて回復。たが、伊勢湾台風で再び多くの枝が折れて樹勢が衰える。保存のために国、県などが動き、何度かの延命手術を行い樹勢を保っている。




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