祖父江町 いちょう

愛知県祖父江町山崎地区
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 祖父江町には樹齢100年を超えるイチョウの大木が数多く存在し、晩秋になると黄金色に染まったイチョウの立ち並んだ素晴らしい風景が一望できる。
この地域には伊吹おろしが吹きつけるため、防風林を兼ねて、古くから神社・仏閣・屋敷まわりにイチョウは植えられてきた。
現在この実を収穫調整して出荷していることから、祖父江町のギンナンは「屋敷ギンナン」と言われている。
 ギンナン生産を目的とした栽培は祖父江町が最も古いとされているが、その歴史は以外と新しく、当町の古老の話では100年ほど前であるという。
当時、山崎集落から名古屋へ3人の者がギンナンを売りに行っており、この時在来種に比べ大粒種は6〜7倍の高値で売れたそうである。
この事情を知った血縁一族の間に大粒種の穂木が広まり、集落全体に普及していった。
その当時接木された100年以上と思われる大樹が、今も多くの実をつけている。
祖父江町内で栽培されている品種には久寿(久治)、金兵衛、藤九郎、栄神等がある。
「愛知県祖父江町山崎地区」



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